医療法人社団 栗林歯科医院 理事長 栗林 研治先生

  • 歯科医院インタビュー
理事長 栗林 研治先生

理事長 栗林 研治先生

医院名:医療法人社団 栗林歯科医院
院長名:栗林 研治(クリバヤシ ケンジ)
出身大学:日本歯科大学 歯学部
加盟学会等:日本歯周病学会会員・浦安歯科医師会会員・日本歯科医師会会員
医院HP:http://www.kuribayashi-dc.com

医療法人社団 栗林歯科医院

「世界一安心安全な歯科医院」を実現するために、当院の治療コンセプトの「医療の透明化」「確かな技術」「心のサポート」を三本の柱に、歯の健康から考えるQOL(生活の質)向上を目指しています。

一般歯科、歯周病、口腔外科、矯正、小児、審美の診療はもちろん、インプラント・歯周病・矯正の専門医とも連携した包括診療を行っています。また今後は予防にも力を入れていきます。

「透明化」をテーマにした、白とガラス張りの診療室はTV撮影でも使われるほど綺麗です。待合室はホテルのような雰囲気で、患者様にリラックスしていただける空間となっています。

初めてご来院する患者様にはトリートメントコーディネーターによるカウンセリングを行い、治療に対しての不安や疑問、希望などを丁寧に伺います。
意外にも歯科治療にトラウマや恐怖を感じていらっしゃる患者様が多く、お話を伺うことで少しでも抵抗を無くしてもらえるよう、スタッフ全員でフォローします。

大学時代

歯科医師の道を選んだ理由を聞かせて下さい

祖父・父が歯科医師だった影響が強いです。
当初は違った職業に興味を持っていましたが、歯科医師を選択したことに後悔はありません。むしろやりがいを感じています。

大学時代の私

心技体だとしたら…

  • 技は、学校の勉学。
  • 体は、硬式テニス部。
  • 心は、人との交流。

大学時代は、とにかくスポーツ、バイト、恋愛、旅行などいろんな事にチャレンジしました。お金はありませんでしたが時間はたくさんありましたので!!

最初の勤務先を選んだ理由

  1. 院長が40代であること
  2. 院長に海外留学経験あり
  3. 院長が口腔外科出身
  4. 勉強好き
  5. 患者さんが多い歯科医院

この5本の柱をもとに、開業医を探しました。
自分が興味あることを既に行っている開業医のもとで働くことで、目指す自分に近付けると思い、この5つを軸としました。

勤務医時代

キャリアアップに必要な事を教えてください

まずは『自分がどうなりたいのか?』というゴール地点=目標の設定をすることです。
目標設定することにより…

  • そこへ行きつく為の計画の立て方
  • どのような行動をおこすか?

など、するべきことが明確になります。
また目標があることで決断力の増強やモチベーション管理も可能となり、キャリアアップには最重要事項だと思います。

勤務医時代を振り返ると(やっておくべき事・やり残した事など)

やり残した事はありません!
勤務時代は患者様の為に診療を頑張り、そしてレベルアップの為に留学をしたりと無我夢中の6年間でした。

現在

開業しようと決断されたいきさつをお聞かせください

プロフェッショナルが育つ環境づくり』つまりは歯科医療従事者が育つ学校のような教育施設をつくりたい、と強く思っていたので開業しました。

開業から7年経過した今ではかなり良い環境になったと思います。
環境だけでなく、全国から優秀な歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、受付、歯科助手、事務が揃い良い人材にも恵まれました。
面白いのは、スタッフのほとんどが素人や歯科未経験者の人達という事です。
やる気があり環境さえあれば、人は素晴らしい人物に成長できることを実感しています。

開業して大変だったことをお聞かせください

自分のフィロソフィー(世界に匹敵する歯科医院、人材育成)を他のスタッフに伝えることに苦労しました。

『百聞は一見にしかず』ということわざ通り、人間は聞くだけでは何事にもイメージがしづらく、私が描くゴールの共有が難しかったのですが、日本全国に自分と同じ考えを持った歯科医院があったので、スタッフと積極的に医院見学に行きました。
見学に行き、実際に見て、感じることによって、私の目指す医院を理解してくれ、

「その為に何ができるか?」「何が必要なのか?

をスタッフ達は考えて実践してくれました。だからこそ今の環境があるのだと思っています。

クリニック運営でこれから新たに取り組む事があればお聞かせください。

予防の強化

予防歯科で有名な山形県・日吉歯科診療所が行っているセミナーに歯科衛生士全員で参加し、予防歯科の概念、MTM(メディカルトリートメントモデル)導入方法などを学んでいます。学んでいることをもとに、当院独自の予防システムの確立を目指していきます。

感染予防の徹底

クラスBレベルの滅菌機やバリアテープシステムの導入にプラスして、Standard precaution担当を配置し、具体的な感染予防措置に向けて取り組んでいます。
それにより、『世界一安心・安全な歯科医院』のビジョンを具体化していきます。

地域交流

地元のサッカークラブチーム【ブリオベッカ浦安】との協力により、選手とのトークショー、噛み合わせセミナーなどのイベントを企画し、地域の方々へ正しい歯科知識を伝え、地域のデンタルIQアップを図っています。

栗林理事長の経営セミナー開催

ここ数年コンビニよりも歯科医院が多いという現状で、経営・スタッフ教育・他の医院との差別化などが重要となります。歯科業界の活性化を目指す為、歯科大学では教えてくれない内容のセミナーを開催していく予定です。

スタッフ教育のポイントを教えてください。

月一度、各職種が勉強会を行い、デンタルIQを上げる取り組みをしています。

基礎的な知識に加え、最新かつ発展的な知識も取り入れることで、より患者様に有益な情報と治療ができるよう、日々知識のアップデートを行っています。

業務内容をまとめた職種ごとのマニュアルを完備し、いつでも不安なところの復習ができるようになっています。

新人教育にもマニュアルを取り入れ、まずはマニュアルに載っている基礎知識を身につけてもらうところから始めています。年一度更新しているので現在の業務内容を振り返ることができます。

休憩中や診療後などに練習できるよう、当院ではマネキンシステムを取り入れています。

患者様に治療を行う前に、不安箇所は入念に自己練習できるようになっています。

年一度、一泊二日の春合宿を行っています。いつもはなかなか話せないような議題をみんなで話し合ったり、外部講師を呼んでお話を聞いたりと、自分自身のキャリアアップにつながる内容が2日間にぎゅっと詰まっています。

スタッフ全員が情報共有を行うため、TalknoteというSNSツールを使用しています。

聞いてなかった!知らなかった!という共有漏れを防げるのでスタッフ全員重宝しています。

4ヶ月に一度、院長との個人面談を行っています。業務内容や悩み、今後の目標などを話し合います。

院長に自分の考えや悩みを知ってもらえるので、スタッフも積極的に個人面談に臨んでいます。

今後の目標を教えてください。

世界一安心安全な歯科医院の実現に向けて、人材育成をさらに強化していきたいと思っています。人材育成には、スタッフ・院長・患者様全てを含みます。

その為にはセミナールームの活用を充実させていきたいです。
スタッフ向けには、海外や国内から講師を招いてのプライベートレクチャーを行い、患者様向けには教育の一環として虫歯・歯周病・噛み合わせのセミナーを開催していきます。

また、今まで以上にデジタル機器を積極的に取り入れ、医院のIT化を目指す予定です。
IT化になることにより業務の効率化が図れ、患者様との対応時間が増え医院全体の満足度の向上に繋がると思っています。